普通に良いキットでした。接着剤不要と書いちゃったからいけなかったね。きちんと形にはなるので間違いじゃないんだけどスナップフィットのイメージが最近はどうしてもガンプラ基準だからしょうがないのかな？あまり話題にされないのが最近のキャラクターモデル少数派のABSが使われてないキットであること。逆にここがいいのよ。最近の保持力や可動の良いキットは大抵関節にはABSに頼って使ってる。スケールモデルとしての完成度はモデロイドより上だと個人的には思います。胸の丸ハッチが小さいと思う方がいると思いますがマスターファイルの設定にはかなり忠実です。モデロイドは大河原氏のオリジナルに変型を考えた上の独自の設定です。写真はちょっと改造してあります。

SNSでトレンドになるほど物議をかますきっかけになったキットですが、良いキットですよ。特に少し手を入れてあげるとなお良し。なんといっても26CM位の大迫力の大きさですし、ハセガワらしい航空機の素晴らしいディティールも見事です。きっちり堀り直しして墨入れしてあげるとグッと引き締まります。全塗装して付属のデカールも貼ってきっちり処理しましたが、本当に素晴らしい出来栄えです。さすがにブンドドされたい方向けではないですが、自身のレベルアップにも丁度よいキットではないでしょうか。これだけのボリューム、大きさで実売のこの値段は破格だと思います。

トンデモキットと一部ネットで見かけますが、昔からプラモデルに慣れ親しんだ人にとって組み上げ自体に難しさを感じることはないでしょう。ハセガワだけに羽根部分の設計にはこだわりを感じます。パーツが薄いので、ランナーから切り取る時やは慎重に。簡単に白化したり、予想外にパーツがえぐれたりします。ガンプラより５割増しに余裕をもって切り取ることをお勧めいたします。外装パーツは本当に薄いので、特にブルーのパーツはハメ込みを雑に行うと白化する危険があります。出来上がったのは紛うことなきザブングル、スタイルもよし。が、なんともいえない不安定なハリボテ感。少し動かしただけでパーツが落下して、21エモンのゴンスケのようにバラバラになります。スナップキットを謳う以上これはいかがなものかと感じます。特に腕はそのままだとちょっとした衝撃ですぐにポロリ。ここについては接着しなければライフルを安定させてポージングを決めるることはできません。外装はすぐに浮き上がりなんとも頼りないのですが、ポリキャプを使用しているので股関節以外の関節はしっかりと止まります。その股関節、本キットの最も残念な箇所です。関節軸の設計は明らかに問題があり、ふんどし状のパーツのハメが緩いため固定されるべき回転軸が中でグラグラと動きます。ボールジョイントでの脚部パーツとの接続も斬新なアプローチではあるものの、本体を持ち上げると脚部はブラブラですからその選択は失敗と言わざるを得ません。パーツの合わせが緩くプラも薄いのでガシガシと動かす前提では設計されていないのだなと感じる一方で、股関節の可動域を広げるためにこのようなチャレンジングな手法を選んでおり、この辺りはハセガワのロボットモデルに対する「迷い」を感じます。今後の製品において改善を期待したいところです。巨大資本ではないモデロイドの出来がエグすぎた（素晴らしすぎた）だけに、老舗のハセガワのキットに辛辣な評価が下るのはある程度仕方のないことのように感じます。あちらの開発責任者は日本一ザブングルを理解し、愛している人なので戦う相手が悪かったのだと思います。残念な箇所は見られるものの、まさかのモデロイドに続いてのザブングルのプラモデルキット化。メーカーには感謝します。本格的な塗装不要モデルへの参入、ハセガワのこの先の展開を楽しみにしています。

そこまで制作の参考にはならない。良かったのは実機の写真。フィギュアの塗りも？？？。

タミヤ製1/48航空機シリーズの組立参考にはこの本がベストチョイスです。本体はもちろん、追加付属品、塗料、汚し、実写真等の記事が他にはない詳細です。初心者にも非常に参考になり、マニアックなF14が完成します。

普段は戦闘機を作らないのでテクニックなどを知るために購入。作例は4作品です。（最初に編集側のあまり参考にならない作例が2作品あるので実質６作品ですが）１．VF-84ジョリー・ロジャース　これはスタンダードな組み方を細かく1工程ずつ写真入りで紹介しています。　このおかげでかなり楽に組んでいくことができます。２．VF-84ジョリー・ロジャース　こちらは１と同じですが、改造や作りこみの仕方を丁寧に紹介しています。　１と作る順番が若干変わったりしています。　ディティール追加のポイントや塗装の深いところも紹介しているので、すごく参考になります。3.　VF-2バウンティ・ハンターズ　こちらはウェザリングの仕方のバリエーションを紹介。　あまり詳しくは紹介していませんが、1や2とは違った方法をとっています。４．VF-154ブラックナイツ　こちらは別売りの改造キットを使った作例です。　タミヤ1/48F14Aには付いてこないデカールや兵装などを使った作例です。実際作りながら読みましたが、取説だけではわからないことや塗装の参考になり、無事に綺麗に組み立てることが出来ました。タミヤの1/48 F14Aは最高のキットですが、この本を参考にすると更に作りこみをしたくなります。主脚格納庫内のパイピングなどもこの作例を見なかったらやってませんでした。ネットで調べると実機の詳しい写真が出てくるサイトがあるので、参考にして細かい塗装もしました。これから作る人は買う価値は十分ある本だと思いますよ！

2017/2月号のホビージャパンを再編集、別冊化してます。表紙はホビージャパン創刊、又は昭和時代のモデルアートの表紙を思い出します。内容はホビージャパン特集号と同じですが、写真など大判になっていて見やすくなってます、ホビージャパン掲載時に読みずらいと感じた方にはおすすめ出来るガイドブックだと思います。

色分けがパーツ単位に分けられていて非常によかったです。左のシールドはガトリングシールドに替えて飾ってます。