久し振りに観たくなって！懐かしかった！

Dragon Ball is my favorite film

ドラゴンボールZ時代の劇場版第13作。劇場版は基本的に本編とは時系列や人物設定が矛盾する事の多いパラレルワールドですが、本作は原作のブウ撃破直後の時間軸に入れたとしてもそれほど違和感のない設定になっています。かつてある星を救った後に封印されていた勇者タピオンがドラゴンボールの力で復活するが、実はタピオンは自身の体と一緒に幻魔神ヒルデガーンを封じており、タピオンの目覚めと共にヒルデガーンもまた暴威を振るい始める…というストーリー。お話の軸は勇者タピオンとトランクス（現代）の交流。自分に近づくと危険であるためにあえて人払いをするも、かつて実の弟がいたこともあってトランクスに対しどうしても非情になりきれないタピオンと、タピオンに憧れ彼を兄のように慕うトランクスの関係性は、映画の中でもきっちり尺を取って演出されるため、自然と二人に感情移入してしまいます。今回の敵役、ヒルデガーンは喋ったりすることのない純然たる魔物なのですが、こちらもタピオンや途中の戦いを通じてその脅威が何度も描写されるため、ひと言も話さない割にきちんとキャラクタが立てられています。タピオンのデザインや設定はまるで中世ファンタジーのようで、ともすればぱっと見ドラゴンボールのキャラクタに見えないほどです。しかし本作はタピオンを埋没させず、かといって周りの人物から孤立させずレギュラーキャラクタと絡ませて描くことで、きちんとドラゴンボールの世界の中にタピオンという人物を馴染ませ、更に他のオリジナル要素もタピオンと絡める事で自然に話の流れに組み込んでいます。このあたりの脚本の技術はなかなかよく出来ていて、感心しました。…が、それだけに話（バトル）の決着がこういった流れと全く関係のないところでつけられてしまったのが本当に、本当に惜しい！確かにドラゴンボール映画である以上、そうならなければいけないというある種の必然は理解できるのですが、これまでの観客の感情の流れにそぐわない形でのオチは、個人的にはかなり肩透かしでした。ただ、その決着部分の演出、作画といったアニメーションとしての出来自体はとても良く、掛け値なしに格好良いのは確かです。だからこそ猶の事、その恰好いいシーンが流れの中で異物になってしまっているのが惜しすぎる。映画そのものの評価とはあまり関係ありませんが、本作は細かいところでレギュラーキャラクタの描写に光るものがあります。子供の気付かないところで子供の背中をそっと押してあげる父親らしい部分を見せる悟空や、何の縁もない地球の一般人を助けるために傷つき、その地球人に助け起こされるベジータなど、本作がDBZ放映時にリアルタイムで制作された中では最後の劇場版であったことも含め当時のファンにはなかなか感慨深いシーンがちらほら。前述の通り、セル画時代後期の円熟した演出・作画で描かれるキャラクタ達の戦い自体は見どころも十分です。心情的には星3.5くらいの評価なのですが、否寄りの3.5ということで繰り上げて4ではなく心を鬼にして星3で。最後の最後でまとまりを欠いてしまったものの、いい部分も沢山あるため個人的にはなんとも評価しづらい…といった感じのDB映画です。

「ドラゴンボール神と神」の映画を息子とみていたのですが作画、シナリオの部分でこりゃひどいと思って「でも昔のドラゴンボールも酷かったかも？」と思いプライム無料だったのでこちら見返してみたのですがやっぱり段違いにレベルが高いですねというかセル画の時代にこの作画ってあたまおかしいですよ特にこの作品はシナリオもかなりしっかりしていて好感が持てます終わり方はさっぱりしてますが良作です

今のドラゴンボールとは違い戦いの緊張感がありました。気になる点はタピオンが1000年前に戻ってしまったらまたヒルデガーンがふっかつしてしまうのではないでしょうかそこだけが疑問に思いました。今のドラゴンボールに比べたら全然いいんですがね

前半登場シーンが少なかったためか悟空の『コイツは俺が倒す手を出すな』はなんだか良かったです。ヒルデガーンの戦闘も特殊能力感が出ててただのパワー押しでないとこも良かったですね。カウンター取られない限りは無敵と。ボクサー相手だと不利になるんでしょうか。

ヒルデガーンが民間人を吸収するところがカットされてましたね。他にもちょいちょいカットされてるのかな？まぁ内容にはそこまで影響しないので文句なしの☆５評価にさせていただきます。

ドラゴンボールの映画を何作か見ていますが一番すきです今までのドラゴンボール映画ってバトル漫画らしく強いやつが出て闘って勝つというまぁバトル漫画らしいといえばらしいのですがストーリーなんてあってないようなもんだったのですが今回のはストーリーがかなりよく出来てます勇者タピオンというキャラクターとそれにトランクスの絆を結びつけたところがより深くストーリーを作っている気がします勇者のデザインとかは鳥山明先生の作品らしくドラクエ6の主人公に近いです。今まではみんなで協力して戦っておいしいところは悟空が持ってくみたいな感じでしたけど今回は悟空含めみんなボロボロにされる敵の強さも魅力の1つだと思います敵がなまじしゃべらないので、相手にたいして余裕をかますこともなく化け物ぜんとしており、常に全力で向かってくる感じもよかったです最後はいつものかめはめ波や元気玉などの定番でなく、あの技が出たのも作品のクオリティを高めていると思いますドラゴンボール最高！！

あの剣を使って、悟空じゃなくてトランクスにとどめをさしてほしかった